永遠のライバル。石油ストーブと石油ファンヒーター。
私はどちらも大好きで、どちらも使っているのですが
- 使っていてどちらの方が灯油の減りが少なく燃費が良いか?
- 灯油代と電気代を計算し経済的なのはどちらなのか?
徹底比較していきます。
石油ストーブvs石油ファンヒーター 灯油の燃費が良いのは?
先に石油ファンヒーターを使っていて、後から石油ストーブを購入し
「きっと石油ストーブの方が燃費が良いだろう。」
と思い込んでいたら、明らかに石油ファンヒーターよりも灯油の減りが早い。
なぜだろうと調べてみると・・・
石油ファンヒーターは火力を抑える事が出来るけれど、石油ストーブは火力を抑える事が出来ない(物がほとんど)なのです!
石油ファンヒーターの説明書を読むと最大出力と最小出力が表記されていて、最大と最小で燃料消費量も変わります。
私の使っているコロナのファンヒーター(FH-G3212Y)の場合
- 最大 3.19kW 燃料消費量 0.3101L/h
- 最小 0.66kW 燃料消費量 0.064L/h
なので、火力(温度調節)を変える事で燃料消費量の差が0.064~0.3101Lもあります。
一方、私の使っているコロナの石油ストーブ(RX-2214Ý)の説明書を見ると
- 出力 2.24kW 燃料消費量 0.218L/h
石油ストーブは芯を下げても灯油の節約にはならないんですね。
石油ファンヒーターは室内温度が上がると火力を落として行くので、常に最大火力で使う事はあまりありません。
燃料消費量0.064~0.3101Lの間をとって平均0.18Lとすると‥
石油ストーブよりも石油ファンヒータの方が燃費が良いと考えられます。
計算上もそうですが実際使っていて体感的に灯油の減るスピードが明らかに石油ストーブの方が早いです。
(石油ストーブは木造6畳用、石油ファンヒーターは木造9畳用です)
石油ストーブvs石油ファンヒーター 1ヶ月の灯油代は?
先ほどの石油ストーブと石油ファンヒーター、1ヶ月(30日)使うと灯油代はいくらかかるのか計算してみました。
- 1日8時間使うとします。
- 灯油1Lで88円とします。(高くなったなぁ~)
- 石油ファンヒーターは最大と最小の中間を取って1時間0.18L灯油を使用するとします。
8時間×30日×0.18L×88円=3801円
8時間×30日×0.218L×88円=4604円
石油ストーブの方が800円ばかり高かった!
(製品によって違うのであくまでも目安です。)
どちらも18Lのポリタンクで3回は買いに行かないといけない量です。
ですが石油ファンヒーターなら使い方次第でもっと灯油の消費量を抑えられそうです。
石油ファンヒーター安いなぁ~!
と思っていたら、よく考えたらファンヒーターは電気代も必要でした。電気代を計算してみましょう。
石油ファンヒーター1ヶ月の電気代は?
コロナの石油ファンヒーター(FH-G3212Y)の消費電力を見てみると、
- 点火時最大 650W/燃焼時 20W
となっています。
点火時最大は点火する際の一瞬なので、ここでは燃焼時20Wの方で計算しました。
ダイナビswitch 電気代計算機で計算すると
1日8時間使用で4.32円。
×30日で、一ヶ月の電気代129.6円となりました。
間違えてるんじゃないって程安いですね(笑)
石油ストーブvs石油ファンヒーター 経済的なのはどっち?
石油ストーブvs石油ファンヒーター!一ヶ月使った場合の灯油代と電気代は
で、石油ファンヒーターの方が経済的な暖房器具と言えます。
経済的な面だけで比較すると、ファンヒーターに軍配があがりましたが、石油ストーブは電源が要らないので非常時にとても役立ちます。
機能性の高いストーブだと、火力の調節もできて燃料消費量が抑えられるものもあります。
トヨトミのおしゃれなランタン調対流式ストーブ。こちらは火力を50%まで調整できます。
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