おじさん LINEやおじさん構文は有名ですが、最近ではおばさん構文なるものも言われ始めました。
こんな文章を使っていたらおばさん構文認定されてしまうかも?
- あなたはいくつ当てはまる?おばさん構文の特徴8選
- おばさん構文を若者はどんな風に感じているのか?
- おばさん構文を避ける文章のコツ
などを徹底解説します。
この機会に自分の文章を見直してみましょう。
いくつ当てはまる?おばさん構文の特徴8選
「おばさん構文」とは、特に中年女性がLINEやメールで使いがちな文体のこと。
わかりやすい大きなポイントは2つです。
- 絵文字の過剰な使用
- 長文傾向
この2つがおばさん構文と見なされる大きなポイントです!
これらは、若者からは古臭い、時代遅れと捉えられることが多く、ジェネレーションギャップを感じさせる原因にもなっています。
さらに細かく、おばさん構文の代表的な特徴を8つ解説します。
1.絵文字の過剰な使用
おばさん構文の大きな特徴の一つは、絵文字の過剰な使用です。
- 連続して3つ以上使う
- 顔文字(^ ^)←こういうのと組み合わせて使う
- たくさん使うから文がカラフル
おばさん構文でよく使われる絵文字
❤️・💕・✨・❣️・❗️・❓・⤴️・⤵︎・ LINEの絵文字
絵文字をたくさん使う理由としては、文が冷たく感じられるのを避けたいという相手への配慮の気持ちからのようです。
また絵文字で感情を表現するというガラケー時代の名残もあります。
多用しすぎると逆に若い世代から「おばさん」と認定されてしまいます。
2.長文になりがち
おばさん構文の大きな特徴二つ目は、長文になりがちということです。
20代の人から見ると、5行を超える文章は長文と見なされることが多いようですが、あなたはいかがでしょう?
中年以上の方が長文になりがちなのは、ガラケー時代に長文メールをやりとりしていた名残りです。
メールの場合即読んでくれないこともあるので、一文に全ての内容を詰め込むため長くなりがちなのですが、 LINEはチャットのやり取りなので即時コミュニケーションです。
若い世代は短文やテンポの良いやりとりを好むため、長文は鬱陶しく感じられることがあります。
3.「ぁ・ぃ・ぅ・ぇ・ぉ・ゎ」などの小文字を使いがち
おばさん構文では、ガラケー時代の名残とも言える小文字の乱用もよく見られます。
「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」を多用する文体は、ギャル文字の影響を受けており、若い世代からは少し古臭いと感じられることがあります。
また、ギャル文字では本来大文字で書くところまで小文字を使うことがあり、一昔前感がいなめません。
超絶読みにくいですよね。
時代による文化の違いとして見られる部分ですが、使いすぎには注意が必要です。
4.語尾表現の特徴:「~だわ」「~よん」「かしら」など
おばさん構文の特徴の一つが、昭和風の語尾表現です。
「~だわ」「~よん」「かしら」といった言い回しは、特に若い世代にとって古めかしく感じられ、時にはコミカルにさえ映ることもあります。
語尾を優しくするための配慮だとは思うのですが、お母さん感がありますよね。
5.伸ばす棒が「ー」ではなく「〜」
おばさん構文では、伸ばす棒が「〜」になることが多いです。
小さい「ぁぃぅぇぉ」と絵文字と併用して「〜」が使われることが多いです。
こちらも、語尾を優しく柔らかく表現するための配慮だと思いますが、しつこい印象も見受けられます。
6.句読点が多い
おじさん構文、おばさん構文どちらも言えることですが、中年以上の方の文章には「、」「。」などの句読点が多いです。
本来、文章というのは適切な場所に句読点をつけるものですが、最近の若者は LINEの一文が短いため、句読点を付ける必要がありません。
一方、おばさん構文では文章が長くなりがちなので、句読点をつけなければ逆に読みにくくなってしまうのです。
つまり句読点が多いことがおばさん構文の特徴というより、長文がちなため句読点が多くなってしまうということです。
7.謎のカタカナを使いがち
こちらもおじさん構文、おばさん構文どちらでも当てはまるのですが、謎にカタカナが多いです。そこカタカナ使うか?というところでカタカナが出てきます。
語尾や、出だしの挨拶?が片仮名になってることが多いです。こちらも「〜」とセットで使われる傾向にあり。
8.誤字脱字が多い
これをおばさん構文と定義するのか?分かりませんが、中高年のLINEは誤字脱字が多いです。
誤字脱字が多いLINEを「おかん LINE」など読んで紹介する番組とかもありますが、なぜ誤字脱字が多くなるのかと言うと2つ理由があります。
- 文章が長いからミスが起こりやすい
- スマホに慣れてない
基本的に長文傾向なので、間違える確率が上がります。
また、中高年は元々長くガラケーを使っていたこともあり、スマホへの移行が遅かったり、なかなか慣れなかったりで、上手に文字が打てないことが多く、誤字脱字が起こりやすいのです。
おばさん構文を若者はどんな風に感じているのか?
若者世代は、短く簡潔なやり取りを好む傾向にあります。とにかく文章に慣れてないのです。
LINEなどのチャットアプリでは、テンポの良い会話形式が主流です。短い文章で簡単に感情を伝えることが多く、一度に多くの情報を送るよりも、短いメッセージのラリーをすることが自然です。
これに対し、「おばさん構文」では文章が長く情報も多く、さらに絵文字を過剰に使ったり、改行が少なかったりするため、文章慣れしていない若者にすればとても重いのです…!
長文かつ絵文字でカラフルでボリューミーな LINEが来ても、返信の仕方が分からないから戸惑います。
ちょっと重い、めんどくさい、、なんて思われてたりします。
おばさん構文にならない!避けるコツ
おばさん構文、どのように回避すれば良いかコツをお伝えします。
以下のコツを実践することで、読み手にとってストレスのないコミュニケーションが可能になります。
絵文字の適度な使い方
絵文字を使うことで感情を伝えるのは有効ですが、適度な使用が大切です。
例えば、文章の最後に一つか二つの絵文字を加えることで、感情を伝えることができますが、連続で3つ以上の絵文字を使うのは控えましょう。
ハートやキラキラマークなども1つあれば十分です。
特に若者世代はスタンプや少数の絵文字で気持ちを表現することが一般的ですので、絵文字の多用は避けることがポイントです。
1文は短く・分けて送る
1つのメッセージに多くの情報を詰め込むのではなく、簡潔なメッセージを分けて送りましょう。
「お元気ですか?最近どうですか?」といった短い文章でやりとりする方が、受け手も軽やかに感じます。
また、語尾を過剰に装飾するのではなく、「~です」「~ます」といったシンプルな表現を心がけることも重要です。
特に、「~だわ」「~よん」などの昭和風の語尾は避け、スタンダードな表現に置き換えましょう。
改行や句読点のバランス
長文の中で改行をしないと、読み手にとって読みづらい文章になってしまいます。
1文が長くなりすぎないように、適度に改行を入れて段落を分けることを心がけましょう。また、句読点を多用しすぎると文章が重たく感じられますので、必要な箇所にだけ使うことがポイントです。
改行や句読点のバランスを取ることで、より読みやすい文章になります。
おばさん構文はなぜ生まれたのか?
おばさん構文が生まれた理由、それはまずおじさん構文なるものが話題になり、そういやおかんっぽい文、おばさんっぽい文もあるなということになり、おばさん構文が誕生しました。
おじさん構文、おばさん構文共に、ガラケーの名残によりあの独特な文章になっています。
1通のメールで多くの情報を伝えたい
ガラケー時代は、チャットではなくメールが主流でした。
メールの場合、即開封してもらえるわけではないので、一度に情報をたくさん詰め込む必要がありました。
また、長文になるので文字だけだと読みづらいし感情が分かりにくいので、絵文字や顔文字を使い感情を補完していました。
ギャル文字文化からの派生
「おばさん構文」はギャル文字文化の影響を受けており、特に若い頃にギャル文字を使っていた世代がそのままの文体を持ち続けていることが多いです。
例えば、前述の小文字の乱用や、過剰な絵文字の使用はギャル文字時代の名残です。
ギャル文化が流行していた時代には、メールや掲示板で感情を強調するために、デコ文字や多用された絵文字が広く受け入れられていました。
独自の絵文字を作るサービスや、独特の顔文字ばかりを集めたサイトなども人気でした。
若者が怖がる「。」は昔からみんな怖がっていた
若者は短い文を好むため句読点を使うことが少なく、年上の人から来た LINEの語尾が「。」だと怖い。
ということが話題になり、「マルハラ」なんてトンデモ言葉も生まれておりますが、実は「。」が怖いと思う人は今に始まったことではありません。
この記事を書く筆者も30代後半で、初めて持ったケータイはガラケーで、メールも使っていました。
その時から、語尾は何が良いのか問題で皆悩んでいました笑
「。」だと冷たい、怒ってるような印象を持つ。
かと言って毎回驚いてもないのに「!」は変。
絵文字の顔は、文章に合ったものを毎回探すのがめんどくさい。
と皆悩んでいました。
絵文字のキラキラやハートを使うおばさんが多い理由は、こういった背景もあるのかなと。
おばさん構文の特徴8選|回避のコツまとめ
おばさん構文は、ガラケーの名残と気遣いや配慮から生まれたものです。
しかし、長文や絵文字たっぷりの文章は受け取った相手は重く、返信に困るものです。
これを機に、文章は短く絵文字も少なめに。
語尾もシンプルにさせてみてはいかがでしょう?